砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1214滴:レストランに見る社長のお仕事

高校の体育大会の余興の部対抗リレーで「柔道部は畳を担いで走れ!」と、 数人の先生から言われた@客寄せパンダじゃないと断った部長の杉山です。

ちなみに、ただでさえ風の抵抗を最大限に受けてしまう柔道着と裸足です。

ですから、涙目で交渉して黒帯をバトンの代わりにすることになりました。

さぁ、そんなバスケ部が走ると歓声が沸いたのに柔道部が走ると静まった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■隠そうと思っても「素」が出てしまうのが、

食事をするときとお金を払うときなんです。 自分のそれまでの人生が現れてしまいます。

■私は、ちょっとでも時間ができると裁判所の傍聴を楽しむか、

そこらのファミリー・レストランにランチを食いに行きます。 でも、組員とよく目が合うのでここ最近は傍聴に行けません。

■レストランで食事を楽しむ1組の家族がいます。

小さな娘とやんちゃな息子が食べ終わりました。 さぁ、そろそろお愛想のときがやってきました。

■ちなみに、お愛想とはお会計をするという品のある表現です。

大阪人が「オヤジ、勘定や!」というのとは訳が違うんです。 ちなみに、ちなみにという言葉はちあきなおみに似ています。

■席を立った亭主は、財布を妻に「はい」と渡しました。

また、妻は最初から財布を持ってレジへ向かいました。 この2つの場面から言えることは亭主は出世しません。

■部下と居酒屋で飲み食いしたときに、

レジに立たない上司は出世しません。 だって、それが一番大切な瞬間です。

■よく見かける場面は、社長がかっこつけて、

財布から1万円札を出すと部下に渡します。 それって最も肝心な部分を捨てることです。

■儲かっている会社の社長は、だれかに任すことなく、

どんな小さなお店でも最後は自らレジに向かいます。 これが分からない人はいくら望んでも出世しません。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

一点集中食いの社長もあまり業績がよくありません。 例えば、ご飯とおかずと味噌汁が目の前にある場合、

おかずの焼き鮭ばっか集中的に食い尽くす社長です。

ご飯、焼き鮭、味噌汁、卵焼き、ご飯、味噌汁とか、 時計回りにまんべんなく食えないものかと思います。

でも、多いんですよね一点集中食いの社長たちが。 大体、会社の業績は芳(かんば)しくありません。

よく分かりませんが、なにかが欠けているそんな気がする。

あとね、レジで支払うにもそれぞれにクセがあります。 やたらと小銭を掻き集めて財布を軽くしたがる社長や、

領収書をもらうのに背後の部下の気配を気にする社長。

ま、どちらも大して儲かっていません。

食事をするときとお金を支払うときは、 それまでの育った環境が出るものです。

低アルコールのビールで酔っている場合じゃありません。 最後にレジへと向かった人間が最も立派な存在なんです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━