砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1427滴:天高く掲げよ!錦の御旗

20年以上も前に作った「一発屋」というカセットテープが出てきたので、 懐かしいあの頃に戻って耳を傾けていた@思わず涙が溢れ出した杉山です。

ちなみに、中でも一番のお気に入りは伊藤敏博の『サヨナラ模様』でした。

ですから、伊丹哲也&Side by Sideを一体、何人の人がご存知でしょうか。

さぁ、そんな鹿取洋子の『ゴーイング・バック・トゥ・チャイナ』は最高 ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■約3年ほど前に、肩まで髪が長かった若者と会いました。

当時の彼はフリーターでバンドに明け暮れていましたが、 2ヶ月前に会ったときには思いっ切り七三の髪型でした。

■一体、彼の身になにがあったというのでしょうか。

そう、彼は結婚してサラリーマンになったのです。 それまでは「髪は命」と言っていた彼だったのに。

■結婚をするとそれどころじゃありません。そうです、

家族を養うためなら丸坊主にしてもいいくらいです。 ギターを電卓に変えて一生懸命に働いているのです。

■でも、それっていいことなのでしょうか?

きっと5~6年もすれば疲れるでしょう。 家族を養うためでは気持ちが続きません。

■下手をするとそんな家族が足かせとなってしまうのです。

昨日まで家族想いのマジメな夫が急に家を飛び出したり、 筆舌に尽くし難いような事件を起こすのはそのせいです。

■仕事は、絶対に「生きがい」には成り得ません。

やりがいはあっても、生きる糧にはなりません。 妻のため、子どものためにではいつか潰れます。

■ましてや、地域のため、社会のためなど100%言語道断です。

だから、その人だけの「錦の御旗」があるかどうかが肝心です。 自分の行為や主張などを権威づけるために掲げる大義名分です。

■大きな「生きがい」は絶対に長くは持ちません。

小さな「錦の御旗」を掲げられるかどうかです。 要は、その人さえ満足すればそれでいいのです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

NOTES:錦の御旗(にしきのみはた) 生きる糧(いきるかて)

人のためのモチベーションは、長くは持ちません。 たしかに、美しくは映ります。でも、続きません。

それが血の繋がった家族であってもです。

だから、家出とか悲惨な事件が起きるんじゃないですか。 妻のため、家族のためにという想いが強ければ強いほど、

昨日までマジメな夫はあらぬ方向へと足を踏み外します。

仕事が楽しい!と胸を張る人間もいるでしょ。 でも、それは決して生きがいではありません。

単なるやりがいです。きっと勘違いをしているだけです。 そして、やりがいは死ぬまで続きません。途中で↓ます。

守りたいものがあるのなら「錦の御旗」を掲げましょう。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━