砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1497滴:工業大学の中の女子学生

それが善意か悪意か分かりませんが札幌の社長から養命酒を1ダースほど もらったので色々な活用方法を考えた@18通りほど書き出した杉山です。

ちなみに、どんなシチュエーションでも考え抜くことを信条としています。

ですから、養命酒+メープルシロップを冷凍庫の製氷器に入れてみました。

さぁ、そんな2つの同系色がなんとも表現し難い絶妙の風味を醸し出した ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■ちょっと前にもお話をしましたが、

今、ファミレスが迷走しています。 明らかにお客さんが離れています。

■その原因の1つにメニューの均一化というのがあります。

すべてに可もなく不可もなくでは「不味い」と同じです。 すると、まんべんなく味をランクアップしようとします。

■わざわざ過剰に経費を掛けて不味くしています。

すべてを80点以上の商品にしようと頑張ると、 お客さんはまんべんなく不味く感じるものです。

■ところが、一品だけ80点の洋食屋は、

お昼時ともなればお店の前に行列です。 ハヤシライス以外は30点もないのに。

■そうです。30点もない商品の中にある80点のハヤシライスは、

だれもが100点以上に勘違いをしてしまう極上の料理なのです。 忘れないで欲しいキーワードは「工業大学の中の女子学生」です。

■そう、見映えが30点の女子でも、

男子ばっかの工業大学に入ったら、 95点くらいに目に映るものです。

■でも、80点以上の女子がウジャウジャいるフェリスに入ったら、

悲しいことに刺身のつまどころか箸にも棒にも引っ掛かりません。 現実を直視することは大切ですが、あまりにも可哀想な境遇です。

■まんべんなく一流というお店などあり得ません。

均等にいいものを持っていたとしたら、あえて、 その中から一品を残して30点を作ることです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

以前に「メニューを変えたいのでアドバイスをして下さい」と、 そこそこ繁盛している日本料理屋さんから真剣に頼まれました。

別にやってもいいんだけど、 私って味覚オンチなのよね。

自宅で作った味噌ラーメンの中に桃屋のザーサイを大量に入れて、 それをチャーシューと思い込んで最後まで気づかなかった男です。

切り口を変えて考えると、 幸せな人間とも言えます。

繁盛しているお店の売上げ構成を見れば一目瞭然です。 売上げの中の大部分は1つの商品で作られたものです。

でも、その商品は決して素晴らしいものでもありません。 周りが30点以下の商品だったために目立っただけです。

芝浦工大の女子学生とフェリス女子大の女子学生とでは、 間違いなく前者の方が恵まれた環境だと分かるはずです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━