ちょっと高級なバーを経営する社長に会ったときのことです。
「リーマンショック以来、売上げが随分と下がってね」と彼が言いました。
んな訳なく、絶対にこいつは間違っとると思った私。
ビールが飲みたければ、近所にある自販機に行って小銭を入れればOKです。
だって、それを作っている会社は、キリンやアサヒ、男は黙ってサッポロか、 せいぜいプレミアム・モルツだけは美味いサントリーくらいなものだから。
ホームセンターで消火器や縄梯子を購入した人が欲しいのは、 消火器や縄梯子コレクターでない限り、それは「安全」です。
「安全」が欲しいから、そのために消火器や縄梯子を買っただけです。
耳掻き屋に40万円も払った男の事件がワイドショーでやったいましたが、 そいつが欲しかったのは何だったのかだれでも分かりますよね。
ビールが飲みたかったから、そのバーにお客が来た訳ではありません。
自宅で飲めば済む話です。自宅の居心地が悪ければ、 安い居酒屋へでも行けば十分に満足します。
「どうしてこのお客は、うちに来たのか?」
「このお客さんの本当の目的は何なのか?」
こんな超基本的なことが分かっていないおバカさん社長が結構、多いです。
その商品(物)自体を欲しがっている人間は、 おそらく偏執狂のマニアかコレクターしかいません。
1本数万円もする化粧水を買った女性は、美しい肌が欲しいだけです。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
いい財布を買った人は、福澤諭吉がたくさん欲しい。 モンブランの万年筆を買った人は、美しい文字が欲しい。
その物自体を欲しがる人などコレクターでない限り、そうはいません。
バーの売上げとリーマンショックとは、何の因果関係もありません。 申し訳ないが、バーがそれほどまで国際的な商売だとも思えません。
なぜ私が、名古屋駅前のミッドランドスクエアが好きなのか? そこに立っている受付嬢が超キレイだからに決まっています。
さすが世界のトヨタだけあって、お金を掛けるところが秀逸です。
リーマンがショック? 100年に一度の大が不況? 証券会社が破綻してもいくら不景気になってもビールは確実に消費される。
自分の浅知恵を、他人のせいにするなよな!と思います。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━