砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1911滴:わらしべ長者の発想

成功の条件は、5%の環境と15%の努力と80%の運だと思っています。

そうじゃなかったら、何をやってもダメな人間など存在しません。 だれでも努力くらいはします。しかし、運が悪けりゃ元も子もありません。

ただ、成功の因子は生まれながらにみんな平等に持っているはずです。

それを活かし切れず、そこそこの人生で終わってしまう人が多いのは、 その持っているいいものをいつまでも大切にして手放そうとしないから。

よく「両手しかないから、どちらかを手放さないと新しいものは掴めない」 と全国レベルで言われます。

う~ん、惜しいです。ちょっと違います。

いいものは1つでOKです。

問題なのは、それをさらにいいものと交換できるかどうかだけです。

2つ持っていた場合、片方を手放すことは意外と簡単にできるものですが、 それが1つだったら「せっかく手に入れたいいものを…」となるのでは?

それを少しも躊躇せず、それどころか喜んで交換できる人だけが、 より大きく、より強くなれるものだと3ヶ月前から思い始めました。

ごく最近です。

この「わらしべ長者的な発想」ができるかどうか。

せっかく手に入れたいいものだからとそれを大切にストックしておいて、 さらにいいものは手に入りません。100%真剣になれないからです。

だから、そこそこで終わってしまうのです。

言い換えれば、せっかくIE6をダウンロードしたからと、 それを何年も使い続け、IE8を体験することなく終わる人生です。

いいものだからこそ手放し、次のいいものと交換することです。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

肝心なのは、先に手放すことです。

さらにいいものを手に入れて、その後に古いものを手放すだけなら、 ソフトバンクのお父さんでもできます。それを交換とは言いません。

虎の子の1つを手放し、さらにバージョンアップしたものを手に入れる。

これを交換と言います。

こんな考え方になったのは、4月に取材をしたからです。

http://www.zeirishijimusyo.com/report/004.html

まだ若いのに、凄まじい知識と経験のオンパレードです。

しかし、それらを上積みするにあたって、それまで蓄えていたものすべてを 先に投げ捨てているような気がしました。

そうでもしないと新たな果実は手に入りません。

お金は貯めることができても、成功の因子は使ってなんぼの世界です。

昨日よりもバージョンアップするために交換しましょう。

では、また次回、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━