先日、書店で立ち読みをしていたら「紫外線を浴びない人は浴びた人よりも認知症になるリスクが2倍も高い」という記事を見つけた。ほう、おそらくこれを目にした頭の悪い連中は太陽に向かって両手を広げることだろう。その時点でほぼ認知症みたいなものだと私は思うが。仮に紫外線を浴びて認知症になるリスクが低減したとしても皮膚がんにかかるリスクは少なからず高くなる。つまり、一方にだけ都合のいい条件には絶対に惑わされないことが肝心だ。人間も同じで、すべてにいい奴などいない。相手のいいと思った部分は「こちら(自分)にとって都合のいいこと」であり、たまたま見た相手の表面的な一部に過ぎない。ただ、相手に表の顔と裏の顔があるわけでもない。人間の性格はコインのように裏表ではなく球体になっているので、こちらが相手のどの部分を見るかで左右される。もし君が相手の嫌な部分を見た場合は、波長が合ってそれを引き寄せたからで、自分もそいつと同じ嫌な部分を持ち合わせた人間ということさ。