砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

そこに理由はあるが、理屈はない

君が岐阜市民なら朗報だ。あれだけ「将来は沖縄で暮らす」と言っておきながら、今回の5日間の滞在でちょっち飽きたかもしれない。飽き性もここまでくると紫綬褒章並みだね。僕はその賞をもらってあげるよ。ただ、同じ岐阜でも岐阜市はいいけどそれ以外はやだ。特に大垣など言語道断だが、それと同じくらい無理なのは下呂方面に向かう途中のド田舎だよ。そこはミレーの名画『落穂拾い』とDASH村を足して栃木で割ったようなド田舎だが、そこで暮らす人々は何が楽しくて何が目的でそこで暮らしているのだろうか。そして僕は途方に暮れかけた。とは言え、モーレツに飽き性のこの僕がよく半世紀以上も名古屋の植民地と言われる岐阜で暮らすことができたもんだよ。ヒロミチ、それよっ、それっ!その答えは超簡単で、ここで生まれてここで育ったから。そう、生まれた場所で毛穴の数が決まると言われるほどDNAレベルで擦り込まれているんだ。だから、自宅を「ここは終(つい)の棲家の別荘だよ」とイメージすると楽しく暮らせる。