砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

グレース・ケリーに思いを馳せて:手作りチョコレートの愚

昨晩、たまたま孤独に見ていた『ホンマでっか!?TV』の中でバレンタインの手作りチョコレートを礼讃するような発言があり辟易した僕がいる。はい、満足に「らいさん」や「へきえき」も読めない残念ちゃんもいるだろう。ほらご覧、モナコ公国公室御用達のハイソサエティなチョコレートだよ。この僕に糖分をプレゼンツしようと思ったら、宮内庁・バッキンガム宮殿・ホワイティハウス御用達レベルじゃないと確実に失礼だよね。だって、この僕だよ。現金化できない軽い誠意や安い真心など要らん。燃えないゴミも迷惑だが、見えないゴミも厄介だ。うん、今日も僕、地味に地道に絶好調!手作りが許されるのはね、それを生業としている者だけさ。ちなみに、生業は「なりわい」と読み、それで生計を立てている者っちゅうこっちゃがな。だから、料理の腕がすっげぇいいと近所で評判のそこらの主婦が作った肉じゃがよりも「これ、食いもんか?」というくらい不味くても店舗を構えて商売をしているオヤジが作ったブリ大根のほうが僕はいい。要は、お金を払うことで安心するのさ。食中毒っても飲食店なら賠償責任保険くらい入ってっだろ。と、米原に向かう特別快速の中で上記のようなことを柏原駅を通過したあたりで隣の見知らぬ乗客がつぶやいていたようなそんな気がする。

チョコレート