東京駅から名古屋駅に向かう新幹線の中で崎陽軒のシウマイ弁当を食う乗客が半径1メートル以内にいると吐きそうになる杉山です。僕、あの生臭いニオイが生理的に無理なの。説明しよう、崎陽軒の場合、シューマイ弁当ではなくシウマイ弁当が正解だ。そこでだ、半径10メートル以内に近づくとラードっぽいニオイが漂ってくる『松屋』で季節限定の「カキフライ定食」を食った僕がいた。でも、よく見てご覧。向かって左側の2個が怪しいね。うん、よく気が付いたね。そうだよ、この2個はひれかつなんだよ。専門用語では等価交換ともブツブツ交換とも言うが、俗に言うシェアっちゅうやつやがな。今日の僕は純粋にカキフライだけをこよなく愛したかったのに、一緒に行った者が「ひれかつもカキフライも食べてみたい!」とか言うので仕方なく僕のカキフライ2個とそいつのひれかつ2個をシェアしたったんだよ。でもね、カキフライはちゃんと独立した2個だったんだけれどひれかつのそれはと言えば1個を半分に切った2個だったんだ。つまりもともとは1個だったんだよね。そうそう、君たちの心の声を活字にしてあげよう。「ったく、小っちぇことをいつまでもウダウダと言ってんじゃねぇよ!」ってところだろうか。では、そろそろ今日の〆に入ろう。この僕はね、自分のエリアを侵されることが全力でとろろをすする以上に無理なんだ。これとあれを食いたいのなら2回、この店に来ればいいだけじゃん。
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