ジャパンでは1984年5月に公開されたアメリカのホラー映画に『クリスティーン』がある。「ホラーの帝王」の異名を持つアメリカの作家であるスティーヴン・キングの同名小説をジョン・カーペンター監督がすっげぇ怖い映画に仕上げた『クリスティーン』。クリスティーンとは1958年型の赤のプリムス・フューリーに付けられた名前、つまりレトロなアメ車の愛称だ。そのクリスティーンが自らの意思で主人公アーニーのガールフレンドを殺しかけた夜、修理工場に忍び込んだ不良たちにボッコボコに破壊されてしまう。しかしだ、アーニーが「よし、力を見せろ」と言うとクリスティーンはベキベキボコボコムクムク~♪と自ら元どおりによみがえる。そして、不良たちを次々に殺害しまくった。とっても悲しいお知らせです。愛輪のクリーム号が逝っちまいました。後輪タイヤに空気を入れても漏れていたので「ほう、これは虫ゴムが原因だな」と思った僕は完膚無きまでに正解だった。だが、虫ゴムを交換してから全力で空気を入れまくったらあーた、周囲に「パ→→ン!」と鼓膜を突き破るような破裂音が轟いた。あろうことか穴が開くどころか見事にバーストしやがった。この10月で5歳になるはずだったクリーム号。人間の年齢に換算すると91歳と3か月なのでとっくに後輪タイヤは朽ちていたようだ。そこで僕は「よし、力を見せろ」と言ったもののクリーム号はうんともすんとも言わなかった。合掌。