砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

涼風渡る貴船川床で季節の会席を満喫した世界のアツローと僕@京都府京都市

では、ここで最初で最後のクエスチョンです。今日という日は何の日でしょうか?「はい、敬老の日です」「高木ブー!それだけでは32点。正解は、弘道君がうだつが上がりまくる美濃町の古田助産院でお生まれになった日、つまり僕の誕生日なんだよ、3540グラムベイベー♪」。ま、59歳になってもうだつは3センチも上がってないけれど坂本(泣)。はい、おめでたいようで悲しい巻頭文はここまでです。大きな問題はここからだ。せっかくのこの僕の誕生日なのに世界のアツローと京都の川沿いで一緒に過ごす羽目になった。そうだよ、貴船(きぶね)の川床(かわどこ)だよ。「ねぇ、リッチなお祝いじゃないの♪」「いや、四捨五入で割り勘だお」。

料理旅館 ひろ文

本来ならば5月1日~9月30日の夏の風物詩である川床だが、今夏はこの猛暑のせいで10月15日まで延長するとのこと。極めて稀だが、猛暑がゆえのステキなこともあるものだ。お金と時間に余裕のある者は楽しんでみてはどうだろうか。ま、お金と時間に余裕があればの話だが。

料理旅館 ひろ文の会席料理

うん、お金と時間に余裕がある連中は結構多い。安い世間は3連休の最終日とは言え、すっげぇ賑わっているじゃねぇか。赤と緑が映える一筋が老若男女の作り笑顔と笑い声であふれていた。

貴船川床

お願いすれば違法行為以外なら何でもやってくれる安い男、それが世界のアツロー。いやいや、ひょっとしたらお金を積めば違法行為でもやってくれるかも知れないお値打ちな男、それこそが世界のアツロー。しかし、そのパターンは限られているためいいかげん飽きてきた感も否めない世界のアツロー。ったく、年中無休で寝る間も惜しんで腕を磨かんとクビにするぞ、この野郎。

鮎を食らう世界のアツロー

せっかくなので涼し気な川床を背景に、鮮やかな山の緑を借景に動画を撮ってみた。アツローは右端に置いといて、真正面の2人の可愛らしい女性たちはオレンジジュースをすすっていたのでまだ20歳になっていないのかしゃん。そんなもん知らんがな。そんな風景も酒の肴になった。

それはそうと僕はと言えば、生ビールとハイボールとハイボールを飲んでご機嫌斜めとは真逆のご機嫌真っ直ぐだった。ゆえに目の前に供された焼き魚がアマゴかヤマメかイワナかアロワナか理解できなかったもののすっげぇ香ばしくてすこぶる美味だったことはまだまだ記憶に新しい。

料理旅館 ひろ文の会席料理

そうめんか・・・。このようなシチュエーションでそうめんが横から出てきたら「ぶぶ漬けでもどうどす?」と言われているようなものだろう。僕たちのステージは終幕を迎える寸前だった。それにしてもあまりにそうめんのつゆがOK!で僕も世界のアツローも一気に飲み干したがね。

料理旅館 ひろ文の会席料理

いい。実にいいショットじゃないか、木下君。マスクをしていたために全体像は分からなかったものの目元が秋元才加っぽい女性スタッフが「川床は台風が近づくと本当に大変ですよ。冬場はすべて撤去します。気温は町中と5℃以上は違いますよ」とはっきりした口調で教えてくれた。

貴船川床

ここまでくると「ぶぶ漬けでもどうどす?」どころではなく「熱々のぶぶ漬けを頭からぶっかけたる」と言われているようなものだろう。ま、それも賛否両論だと思いますよ。気を取り直して「デザートはマロングラッセだ!」という喜びも束の間で食ってみたら梅だった大和田(爆)。

料理旅館 ひろ文の会席料理

人生で2回目の貴船川床を後にすると京都に安い魂を売っちまった世界のアツローが行きつけの宮川筋にある『SIGHTS KYOTO』でクラフトビールを味わった。「あ、今日は誕生日だから俺がおごるよ」と言ってPayPayで支払おうとした世界のアツロー。しかし、1ミリもアプリが立ち上がらないので業を煮やした僕がPayPayで支払った。新手の詐欺に引っ掛かった気分だった。

SIGHTS KYOTO

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