砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

新妻聖子が紹介した松月堂の銀杏が入った老舗の味に浸る

川島なお美の体がワインでできているならば、僕の胆石は銀杏でできている。んなわきゃない。それ以前にバカ。それはそうと歯石が銀杏だったらキョーレツな口臭だろう。それ以後もバカ。とにかく僕は銀杏が好きだ。それがために銀杏の聖地である愛知県は稲沢市の祖父江町を訪れた昨日の僕は、地元の銀杏を使用した和菓子を口に入れるために老舗の『松月堂』に立ち寄った。

松月堂

名鉄森上駅前のロータリーのすぐ目の前という好立地から推察できるように創業は大正11年、アラビア数字に変換すると1922年とのこと。昨年は100周年じゃないか。この和菓子店を知ったのは、今年の1月21日に放送された『旅サラダ』で祖父江町出身の新妻聖子が紹介していたからだ。女性スタッフに「旅サラダで知ったんですよ」と言うと「東京からお越しになったお客さまもいらっしゃいましたよ」とのこと。まだまだテレビの影響は衰えてはいないっぽい。

松月堂

何気に珍しいことに和菓子と洋菓子の両方を楽しめる老舗だった。店舗を入って正面に和菓子、そこを左方向に回り込むと洋菓子のショーケースがあった。この画像は便宜上、上段に和菓子を下段に洋菓子を合体させた画期的な1枚なのでイチイチ念のため。そして僕は、上段の和菓子の右から2番目の「銀杏もち」とほぼ一番左の「公孫樹」の2種類を買ったら1800円だった。

松月堂のショーケース

名鉄の赤い列車にいい感じに揺られながら自宅に帰った僕は、ガスコンロでお湯を沸かして熱いお茶を淹れた。東邦ガスよ、どうもありがとう。まずは四代目が考案した右側の「銀杏もち」を頬張った。実にいい。丁寧に刻まれた「久寿」ブランドの銀杏が羽二重餅の中に散らしてある。口の中で溶けて歯が要らないくらいの一級品だが、死ぬまで歯は大切にしたい僕がいる。続けて左側の「公孫樹」をおもむろにかじった。おいおい、この爽やかなグリーンもいいじゃないか。こしあんの中からひょこっと顔を出した小さな銀杏に「どうもありがとう」と僕は礼を言った。

公孫樹と銀杏もち