岐阜県内の飲食店を左足から訪れると黙って飲んで食って笑って物理的に気分転換を図る間違いなく首も肩も財布も軽くなる悩ましい「ぎふ食旅」シリーズ。ココだけの話だが下呂市はあるが上呂市はない。しかし、上呂駅があるとはこれいかに。青春18きっぷの最後の1回分の権利を行使してJR上呂駅に左足から降り立った。で、今回の主たる目的の店である『大安食堂』へと向かった。ふと遠くに目を向ければ、山には薄っすらと白い雪が積もっていた。店に入るや否や僕は「けいちゃん定食」と瓶ビールを注文した。さらに熱々のけいちゃんの上からトッピングのそばを投入した。いい。確実にいい。あっと言う間に平らげた。その後、美濃太田方面の列車に乗るとJR下呂駅で降りた。目当てにしていた『下呂プリン』は休みだったので『ローソン 下呂温泉店』で買ったあんまんを頬張りながら『ビーナスの足湯』に浸かった。当然、浸かったのは足だけだけどね。そのままいい感じに癒されながら日記を書いて〆た動画はご覧のとおりです。
それはあたかも半世紀以上も前に存在した芥見小学校の木造校舎のようだった。JR上呂駅だ。ほう、この駅を利用する日が来るとは・・・。何気に感慨深い。とは言え、その理由は自分でもよく分からない。そんなこんなで一人きり遠い昔に思いを馳せながら駅舎の中を丁寧に眺めた。
そこから地味に地道に着実に歩くことほぼ5分間で今回の主たる目的の店である『大安食堂』にたどり着いた。ほら、ご覧。まずは街道沿いにあるその佇まいがいい。でもって「大衆食堂」とこれ見よがしに銘打っている様が潔くて素晴らしすぎる。教科書に載せてもらいたいくらいだ。
外観が良ければ内装もザ・昭和でいい。「けいちゃん定食と瓶ビールをお願いします」「はい、ビールはキリンとアサヒがありますが」「あ、キリンでお願いします。あとトッピングのそばもお願いします」「最初から入れてきましょうか?それともお皿で持ってきましょうか?」「あ、お皿でお願いします」「はい。では、そばはお肉があるうちに入れてください」。味がいいのは言うまでもなく、ビール以外の値段も昭和末期のようなお値打ち感がてんこ盛りの極致だった。
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