砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0126滴:大きな海より小さな釣堀

スクランブル交差点を渡るとき、なんだか妙にドキドキしてしまうこんな 私は、多くの場合、私の左側にいる奴に、ついて行こうと心に決める@つ まらぬところで小心者の杉山です。

基本的に人口密度が高い場所では、人酔いをするシャイな私は、横断歩道 が嫌いです。だから、白線の上しか歩きません。結構、辛いものです。

さぁ、そんなスーパーのレジに並ぶときも必ず見誤って一番遅くなる列に 並んでしまうってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■悲しいですが、私の余命はあと40年しかありません。

その中で元気で働ける期間は、たったの20年くらいなものです。 だから、お客さんを選びます。

■お客さんの要望に、すべて応える。

そう言って、鉛筆1本でも笑顔で仕入れて、 笑顔で納めた文具の会社が、バブルで誰もが成功した そんな時代に潰れて行きました。

■お客さんは決して会社を潰しません。

鉛筆1本、消しゴム1個を平常心で発注する人は、 たまには今日来るアスクルに任せればいいんです。

■自分のお客さんは自分で作る。

腕時計は、正確に動く、腕につける、 という本来の機能だけならば、 原価は1万円もしやしません。

■ですから、それより高い価格であれば、

余分な機能、余分な装飾、余分な利益、 それがトッピングされているだけです。

■余分な努力でお金を貯めて、それを買います。

そんな奇特な人が、そう、お客さんなんです。 だからお客さんは、決して会社を潰しません。

■価格は会社にとっての最高のミッションです。

照準を合わせ、いくらピントを絞ってはみても、 価格が最後のハードルです。

■だから、お客さんを選べます。

自分の大切な釣堀に、泥臭い鮒を入れてはいけません。 水は汚すし、貴重な餌まで食べ尽くされてしまいます。

■小さな釣堀にギッシリとアマゴを入れるんです。

魚は酸欠にはなっても人酔いはしないものです。 太平洋のど真ん中で一本釣りでは釣れやしません。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

昨日は、名古屋で忘年会を楽しくやりました。 で、タイムオーバーのため楽観日記が間に合いませんでした。

帰りのJRの先頭車両の片隅で、 0時を回った腕時計を確認した私の澄んだ目には、 うっすらと涙が込み上げて来ました。

一日でも間が抜ける、それが許せない。

もっと大雑把なA型かO型かAB型にでも 生まれて来れば良かった。

そんな心にもないことを思ったこんな私は、几帳面なB型です。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━