砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1752滴:白黒決着つけたろか

普通の社長なら知っていると思いますが、異常な社長ならまったく知らない マネジメントゲームってあるじゃないですか。西順一郎さんが開発したやつ。

仙台市場で買ったり、名古屋市場で売ったりするビジネスゲームの1つです。

経営教育の手法らしいですが、そんなゲームよりオセロをやらせた方が 社長の経営手腕というか先見性(3年後の生存率)はよく分かります。

では、どうすればオセロに勝てるかご存知でしょうか?

そこで「四隅を抑えれば勝てる」と思った社長は、 どれだけ頑張っても年商1億円を超えられません。

8×8=64のマス目があるんでしょ。 四隅の4枚では絶対に勝てないでしょ。

33のマス目を抑えれば勝ちじゃないですか。

最終的には過半数を取れば勝ちなのに、 四隅を抑えることばっかに囚われて打つ手がとろ過ぎる。

四隅ではなく、どこを抑えたってOKです。 最終的に対戦者よりも抑えたマス目が1つでも多ければ。

こんな基本的なことが分かっていない社長が結構、多い。

じゃあ、156歩譲って四隅を抑えることに注力しましょう。

そのためにはどうすればいいか?

自分の手数(自分が打てる箇所)を増やして相手の手数を減らせばOKです。

あなたが黒。相手は白とした場合、 まだ序盤なのに盤面はほとんど黒一色。

バカな社長は「どや!真っ黒やでぇ~♪」と大喜びです。 本当にバカですねぇ。次に打つ手がないじゃないですか。

たしかにオセロは1つでも多くマス目を抑えた方が勝ちですが、でもそれは 最終的に数を取った方が勝ちとなるのであって序盤中は関係ありません。

むしろ序盤中は、相手より少ない方が圧倒的に有利ぃー夫人です。

理想的なカタチは、中央に黒い塊の集団。 それを囲うように白い壁を配置させます。

一見すると白の方が攻めているように錯覚しますし、そう勘違いをさせます。

後は、あなたがカドから2番目に置かないように心掛けるだけです。 そのためには、カドから3番目を狙う。

これで勝ちです。最終的にマス目を1つでも多く抑えれば勝ちです。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

NOTES:156歩譲って (我が家の近くに国道156号線が走っているから)

:有利ぃー夫人 (昨日、映画『キュリー夫人』のDVDを観たから)

頭が良さそうというか、理屈っぽそうな社長は、 スタートするや否や四隅を抑えることしか考えません。

だから、過半数のマス目を抑えれば勝ちだって。

アタック25のように抑えたパネルだけをめくって 「この画像は何でしょう?」という問題は出ません。

仮に四隅を相手に抑えられたとしても、 ○●●●●●●○にすればいいんです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━