砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

せっかくのアイデアの源泉を潰している犯人は誰だ

ダチョウ倶楽部のギャグのひとつに「ハイ!ハイ!ハイ!」とみんなが手を挙げたところで全員がその中の一人に「どうぞ、どうぞ、どうぞ」と権利を譲る秀逸なギャグがある。しかしギャグや笑い話ではなく、実際にそんななすり合いをやっているのが会社なんだ。例えば、真冬でも日焼けしている宮崎君は、新商品に関する素晴らしいアイデアを布団の中でも帽子をかぶっている小島社長に進言した。すると「それは面白いねぇ。宮崎、せっかくだから君がリーダーでそれを進めてくれ」と必ず言う。ただでさえ真っ黒な顔がさらに赤味を帯びた宮崎君は「今、取り掛かっている仕事もたくさんあるのですが・・・」と言うと「あぁ、それと並行してやってくれればいいよ」と淹れてから8分が過ぎたぬるい珈琲をすすりながら小島社長はむげにあしらう。あいつはそーいう男なんだ、この野郎。その一部始終を見ていた他の社員たちは「言えば自分の仕事が増える」と気付く。そう、せっかくのアイデアの源泉を潰しているのは社長なんだ。そして今日は一日中、エアコンを点けっ放しだった。その分、朝から晩まで仕事をした。ただ、腰の痛みが激しい。そろそろ治療院に行きたいが、その時間が1ミリもないが探せば1センチはある。