砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

恩の売り方

ふ、キーボードの「A」が消えちまったぜ。やっぱ母音を多用する日本語だからだろう。これで嫌でもブラインドタッチにせざるを得ないということだ。だが、それは平成初期の呼び方で平成二桁の今ではタッチタイピングと言うんだよ。さ、今回は僕と一緒に「恩の売り方」を学ぼうね。安い世間がボーっと遊んでいる今のうちに一気に差を付けようぜ。例えば、君の月給が3万円も一気にアップして25万円になったとしよう。「えッ?さ、3万円も!社長、あざぁ~す!」と感謝するよね。でもね、その5ヶ月後には25万円が当たり前になって感謝の「か」の字もなくなるよ。人間は、嬉しいことにも辛いことにも「慣れる」動物だから。そのため何でもいっぺんに与えてはいけない。例えば、1万円を与えるなら「1000円を10回」か「500円を20回」に分け与えよう。それによりこちらに対する感謝を継続させて「この人はいい人だ!」と信じ込ませよう。100円を100回に分けると途中で混乱するしフツーにウザい。