砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

プルシックの「一点だけ」で突き抜ける芳醇なプリンたち

格闘技は所英男。割烹着は所浩史。ちなみに、所パティシエが纏う白いユニフォームも割烹着と呼ぶのだろうか。驚くべきことに「闘うフリーター」の所英男は世界のアツローの従兄弟です。だから、そんなことはどーでもいいんです。【琴塚】界隈を県道に沿って散策した昨日の僕は、一日の〆として『プルシック』でプリンを買うことに決めていた。明るく元気に訪れてみれば、その小さな店舗がかもし出す雰囲気と佇まいは安藤忠雄ではなく隈研吾チックな和と洋だった。

プルシック

ショーケースに並ぶ商品のカテゴリは絞られているものの最上段のプリンのそれは圧巻だった。オーナーシェフは「なめらかプリンの生みの親」としてどの筋?その筋では有名なので、今回は究極のなめらかプリンとそのレトロバージョンの2種類を買って地味に地道に味比べをしようと目論んだ僕がいた。その際に「土に還るスプーンは10円ですがいかがですか?」とスタッフに尋ねられたので「(へぇ)結構です」と答えたが、後でググったら「コーヒーを淹れた後の豆でつくったスプーンで耐久性もあり何回も使えます」とのこと。それなら欲しかったのに・・・。

プルシック

自宅に帰るとパナソニックの冷蔵庫の中で育てるように冷やした僕だった。そのほぼ4時間後、究極のなめらかプリン「TOKOROプリン(450円)」とノスタルジックを水彩画にしたような往時を思い出すプリン「TOKOROプリン レトロ(450円)」を庭先に埋めても100年以上は土に還らないスプーンですくって食べた。僕的には向かって右側のほうが好みのタイプだった。次はシフォンケーキを生クリームでアレンジした「シャンティイ」を舌の上で転がしてみたい。

TOKOROプリンとTOKOROプリン レトロ

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