砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

コメダ珈琲店らしい国産いちごバターと国産りんごバター

パナソニックの冷蔵庫の最上段の奥のさらに奥の端っこでコメダ珈琲店が監修したらしい「国産いちごバター」と「国産りんごバター」を発掘した。ふ、姑息に隠してあったのか?まあいい。この「監修」という2文字の役割が今ひとつビミョーではあるものの調子ぶっこいて日本全国に出店しまくっているコメダ珈琲店の名を冠した商品だけに大いに気になる僕がいる。それぞれの商品の成分や味などに関してくどくど説明することほど野暮なことはない。そこでだ、この僕の思いの丈をサラッと打ち明けよう。ピンク色とクリーム色のスプレッド。これはジャムではなくバターだ。それを存分に塗り広げた分厚いトーストをかじる。焼いたばかりの熱々のトーストの表面から1ミリほど静かに染み込んだバターの風味は格別だ。ん?一度も訪れたことはないぞ。それなのにどこか懐かしい風景が目の前に広がっている。その風景の広がりがバターの広がりと見えないところでリンクしている。心から欲する味は未来にはない。それは思い出の中にある。まだ食べたことがないどころか封も開けていなければ今のところは食べる気すらない僕だけど。

コメダ珈琲店が監修した国産いちごバターと国産りんごバター