砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1488滴:1匹だけ太る豚

43年間、だれにも打ち明けたことのない私にとっての機密事項の1つに、 ジャンケンで負けるときはグーが多いというのがある@集計した杉山です。

ちなみに、その率はグーが48%でパーが29%でチョキが26%でした。

ですから、今、気づいたのですが合計するとなぜか103%になりました。

さぁ、そんな最初はグーの次に続けてグーを出す習性が私にはあるらしい ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■住宅着工件数は、景気動向を測るのに大きな指針となります。

新しい家が建つとソファもテーブルも旦那さんも新調します。 おいおい。1年後には後悔するガーデニング用品も売れます。

■だから、住宅をたくさん建てさせまくろうと、

猫も杓子も国家レベルで躍起になっています。 しかし、それではなんの解決にもなりません。

■ごく一部の業界が儲かったとき、

そのおこぼれにあずかる図式は、 今の世の中では成り立ちません。

■上げ潮派が提唱するような世界は、もうやって来ません。

今は独り占めする企業ばっかです。住宅が建ち並んだら、 そのうち積水ハウスやタマホームが家具を売り出します。

■なんの根拠も脈略もない勝手な憶測ですが。

でも、トヨタが下におこぼれを落とすとは、 絶対に思えません。必ず独占するはずです。

■それは、目に見えるようなやり方ではなく、

資本を投じるという裏のやり方もあります。 だから、おこぼれは絶対に落ちてきません。

■「組合長の会社がよくなれば我々の会社もよくなる」と、

一生懸命に繊維組合の会長の会社を盛り立てたところで、 会長さんは間違いなく利益を社外に落としたりしません。

■上から下へ落ちるのは重力がある世界です。

利益と権力と脂肪は残念ながら落ちません。 おこぼれを待っているようでは終わりです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

まぁ、今の時代にそんな人はほとんどいないと思いますが、 組合に期待したり一生懸命に活動する人がいたら無能です。

公益法人の相撲協会には何十億円もの内部留保があります。

儲けることがNGな公益法人なのに、 おこぼれの「お」の字もありません。

上にある利益と権力と脂肪が下へ落ちないことが、 相撲協会を見てお分かりいただけたことでしょう。

あの組合には、3つすべてが見事に揃っています。

上が儲かっても確実に下まで滴(しずく)は落ちません。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━