砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1803滴:演技力>資本力+営業力+技術力

今まさに、どんな会社が苦しんでいるかと言えば、 「仕組み」と「仕掛け」がまったくない会社です。

株やったり土地転がして儲けて来たんでしょ。

今までそれで生きて来れたんだから、 それだけでも手を合わせて感謝をしないといけません。

そうじゃない!本業で稼いで来たんだ!と言う社長は、 ちょっとピントがズレてます。

バブルでも大不況下でも、仕組みと仕掛けがない会社は 1円も儲かりません。本業ではね。

まぁ、それは置いておいて、 では、この先どうすればいいのでしょうか。

社員を叱咤激励して動かせばいいのか、 自分の給料を今以上に削ればいいのか。

いいえ、大切なのは「演技力」です。

資本力でも営業力でも技術力でもありません。

「この会社、儲かってるな。面白そうだね。何かやってくれそうだな」と、 お客さんや仕入れ業者を錯覚させる力があるかどうかだけです。

それが上手くできれば、銀行も騙せるから資金繰りなど何とでもなります。

名刺の受け渡し方、電話応対などを含めたビジネスマナー。

あれってすべて演技ですよね。

イチイチありもしない心を込めてやっているバカなどいませんよね。

どうしたらお客さんの心を鷲掴みにすることができるのか。 どうしたらお客さんをもっと感動させることができるのか。

それを成し得るためには「演技力」しかありません。

間違っても、資本力・営業力・技術力なんかではできっこありません。

いかに表情豊かで、言葉巧みに相手を気持ちよくさせるかだけです。 上手に相手を騙せない奴にまともな仕事ができるはずがありません。

大不況と言われる今こそ、演技力を大いに磨こうではありませんか。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

富士の裾野で無意味に大声を張り上げる 地獄の特訓に社員を行かせるくらいなら、

どこかの劇団にでも送り込んだ方が確実に売上げはアップします。

極端な話、仕事だけに限らず、家庭でも友人関係でも 思いっ切り演技力は必要とされるはずです。

いや、それさえあれば何とでもなるものです。

さぁ、目の前の相手を喜ばせるためにはどうすればいいのか?

あるかないか分からないような心を込めたところで伝わりっこありません。 楽しそうに明るそうに美味しそうに見えるところに利益は集まるものです。

そうするためには「演技力」でごまかすことが最も手っ取り早いです。

立派な自分に成長するのを待っていたら、この先30年は掛かります。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━