先月の中頃に、マネジメントゲームの大きな大会があったそうで、 そこで優勝した社長と会う機会がありました。
マネジメントゲームとは、ビジネスゲームの1つで、企業会計原則や 原価計算基準を採用した「企業版の人生ゲーム」といったところです。
何十人もの経営者、幹部社員たちがゲーム版を囲み、 5期(決算期)以上に渡る攻防戦を繰り広げました。
その結果、その社長が僅差で優勝を手に入れた。そして彼は、 そのときのスピーチで「私はインチキをしました」と言いました。
と同時に、会場は「えッ?」という不穏な雰囲気になったそうです。
そんなとき、みなさんはどう思うでしょうか?
当然、賛否両論です。しかし、非難する人の方が 圧倒的に多かったらしいです。
でも私は、素晴らしい経営者だと思いましたねぇ。
500円で仕入れた品に1000円の値札を貼って売るのが商売ですよね?
500円で仕入れて500円で売る人間も、ましてや、 450円で売る特別天然記念物並みのお人好しなどいませんよね?
500円の品を1000円で売る。これ、立派なインチキじゃないですか。
「何を言ってるの?人件費やノウハウ代を上乗せしているんじゃないの!」 とおっしゃるでしょうが、
だったら、その明細書を見せて下さい。
どうせ「えいや!」で貼り付けた値札じゃないですか。 借金の返済が苦しくなったら、さらに100円上乗せするじゃないですか。
500円で仕入れた品を450円で売ったのは、 賞味期限が明後日に迫ったからじゃないですか。
みんなインチキをして食っているのが現状です。
そして、それが商法で認められた合法的な商売です。
だったら、疑似体験型経営シミュレーションのマネジメントゲームでも、 インチキをして勝つことは正当な行為だと言えるのではないでしょうか。
この世の中で、1cmもインチキをせずに食っている人など、 たったの1人もいやしません。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
みんなインチキの上に成り立っている。
それが実際で、それが紛れもない現実。
キレイに生きようと思っても絶対に無理です。 資本主義社会では、猫も杓子も騙し合いが基本です。
そんなことよりも昨晩、大量に食べたソフトさきいかの一部が、 右上の奥歯に詰まって取れません。
爪楊枝でほじくっても歯ブラシでこすっても取れません。
おぉ。。。今日、丸一日ソフトさきいかが 体の一部だと思うと限りなく群青色に近いブルーな気分。。。
生きとし生けるものすべて、間違いなく泥臭いものです。 キレイに生きようとする奴を目の当たりにすると虫酸が走る。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━