今回は「本気の社長（実話編）」だよ。Ａ商事の社員が得意先であるＢ産業の担当者から陰湿なイジメにあっていた。何かあるごとに「おたく、ヤル気あるの？」とか納期に間に合ったのに「もっと早く持ってきてよ。仕入先、変えちゃおっかなぁ～」という具合に一担当者の分際でやりたい放題だった。ある日、その状況を聞き知ったＡ商事の社長はその部下と一緒にＢ産業まで出向いた。そして、先方の担当者に対し「彼（部下）を最北端にある支社に異動させます。当社では単身赴任は認めておらず、家族で移ってもらいます。自宅を新築したばかりか彼の息子も小学校に入学したばかりですが転校してもらいます。これでご満足でしょうか？他にご要望はありますでしょうか？」と迫った。すると担当者は「あ、そんなことされては困ります」と涙目でビビった。「では、私とあなたとの約束ということで今後、無理難題を言うのはやめていただきたい」と社長はすごんだ。後日、Ｂ産業の社長が菓子折りを持参して謝罪に来たそうだ。
