砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0063滴:社員の年収は600万円到達ゲーム

あまりの寒さに、窓辺でココアをすすりながら、ひたすら光合成タイムを 待ちわびる@だって今は、午前5時の杉山です。

“渋谷で5時”なんて歌があるけど、そっちは、午後。こっちは、午前。 しかも、ここは岐阜。

早朝のため、ネタに今ひとつキレがありません。ちょっとばかり、酸素が 薄く感じる午前5時。群青色の脳細胞が、酸欠状態です。

さぁ、そんな酸欠状態にはブドウ糖たっぷりの栗蒸羊羹が最高って ハナシは、もうクドイ!今日もサラ~ッとお読みください。

■大きな会社や、特殊な職種を除いた場合、 サラリーマンの年収は、600万円がゴールです。

■小さな会社では、社員に1000万円の年収を支払うことは、 不可能ではないが、無理です。

では、どうして600万円なのでしょうか?

■それは、社長の目に付く金額が、600万円だからです。

コイツと思って目をかけた社員に、過度の期待をして 待遇も良くする。同期入社と比較しても、破格の伸び率で 年収が増え続けます。大義名分は、信賞必罰とか言うハズです。

■その結果、30代後半までに、年収600万円の社員が誕生します。

社員数が、10人前後の小さな会社でも、1人はいます。 だから、目に付くんです。

■30代後半ともなれば、当然、20代の頃のフットワークもなく、 中途半端に、業界に詳しくなります。

そのため、モティベーションも低くなり、その代り、 建てたばかりの住宅の、残りのローンだけが気になる、お年頃です。

■社長の一番気に入った社員が、 社長の一番気になる社員に、なってしまいます。

そうしてしまったのは、社長本人ですが、 そんなことには、まったく気づいてやしません。 原因が、“600万円”だなんて、誰も気づいてはいませんから。

■決戦は、ボーナス時期です。

それが、金曜日~♪かどうかは分かりませんが、 ボーナスの査定時期には、社員の年収を概算で計算します。

■その時に、毎月の給与明細では、見えなかった部分が、 社長には、明確に見えてしまいます。

社員名簿の順番は、五十音順でも入社順でもなく、年収の 要は、会社の高額支出番付順、ってことです。

■実際に社員名簿が、そのようになってはいなくても、 社長のアタマの中で、そう組み替えられてしまうときが、

ボーナス時期なんです。

■結局、その社員は辞めていきます。

でも、また次から次へと、同じことの繰り返しです。まるで、 人生ゲームで、振り出しに戻ってばかりいる感じです。

■社長ではなく、優秀なサラリーマン社員に言いたいことは、 その会社でズッ~と働きたいのなら、

“年収600万円”を、超えないことです。

そう、給料は、自分で決めるものなんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

今まで、1000人を超えるビジネス診断をやってきました。 だから、大抵のヒトの善し悪し、というか行動パターンは、 そこらのコンサルよりは、ズッ~と分かるつもりです。

一番のポイントは、持って生まれたモノと、育った環境だけで、 80%以上は、既に決まってしまっている、ということです。

だから、それを全部受け止めて、自分の生きる道を選べばいいだけです。 そう、選択肢は腐るほどある。

要は、過去がどんなんでも、生きてさえすれば、な~んとでもなる ってことです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━