砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0082滴:辞めやすい会社が良い会社

悲しいお知らせです。この【砂漠に水】も、今日をもちまして、終了させ ていただきます。理由は、聞かないで下さい。今日まで、短い間でしたが、 本当に感謝をしております。みなさまのご活躍を、砂漠の果てから…

って、来年のエイプリル・フールに書こうと思っている@これを読んで、 どれだけの人が悲しみ、何人の野郎が大喜びしたかを“正”の字で数える 杉山です。

さぁ、そんな少なくても13人は喜んだハズってハナシはバシッとやめて、 今日もサラ~ッとお読みください。

■スーパーや小さな小売店、または専門店に行くことが、 サッカーを観戦するよりは、好きです。

別に市場調査でも、時代の流れを察知するためでも ありません。ただ、なんとなく、です。

■でも、“ただ、なんとなく”入れるお店が、繁盛しています。

それは、“さりげなく出る”ことができる、からです。

■小売店に、多くの人が集まる条件として、

入りやすいお店、そして出やすいお店、ってのがあります。 入ったはいいが、出にくいのでは、食虫植物と同じです。

■そこで、いつも思っているのですが、 会社の組織も同じです。

入社しやすく、そしてサラッ~と辞めやすい会社が、 良い会社って、そう思っています。

■入社条件のハードル云々は、別としても、 社員が辞表を提出したときに、社長が右往左往するのは 如何なものか。

それは、一人に依存し過ぎているのです。

■小さな会社は、一人の人材にかかる比重が、かなり大きいので、 優れた社員を囲い込もうと努力します。

そして、一枚岩の血の契りを、安い賃金で交わそうとします。

■岩は、金槌で簡単に砕けるものです。

硬くてキッチリしている組織に限って、横からの圧力で、 簡単にポキッと折れたりするものです。

鉄は、ポキッと折れてしまいますが、 鋼は、グニャッと曲がるだけです。まだ、くっ付いています。

■モトの素材は同じでも、作り方と鍛え方によっては、 雲泥の差です。

当然、辞められて、痛くも痒くもない人材がいては、 ダメですが、辞められては困る人材ばかりいる方が、 もっとダメです。

■血は、適度な入れ替えが、必要です。

老廃物で、血管が詰まる前に、ピチピチとした新鮮な輸血を、 適宜するべきです。そう、上の方から、順番にね。

■辞めやすい会社とは、社員が去っていなくなる会社とは、 まったく違います。

老廃物が、社長自身でないことを、 砂漠の果てから、祈っています。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

どうやら少し、アルコールが残っているようです。

コクとかキレのあるビールをたくさん飲むと、かえって コクとかキレが、文章から去っていくのは、何故でしょうか?

…。

ダメだ。全然、盛り上がらねぇ。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━