久し振りに観覧車に乗ったら、案の定、支柱の茶色いビスばかりが気にな って、人とは違ったポイントで、小さな声で絶叫する@脚立の下から3段 目が、気圧と努力の限界の杉山です。
『第三の男』のDVDを観て、急に観覧車に乗りたくなった私は、小学4 年の 4月20日頃の変声期から、重文なみの高所恐怖症になっていました。
おまけに観覧車の密室で、流れている音楽は『忍たま乱太郎』でした。
さぁ、そんなスパイダーマンの予告編で十分気を失いかけたってハナシは バシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■ちょっとしたことなんだけど、そんなちょっとしたことでも、 思いっ切り感動することって結構、あるものです。
さりげなく凄いこと、そんなことに遭遇すると、 なんだかとても、嬉しいものです。
■随分前のことですが、親子2人で営んでいる 小さな中華料理店へ、友人と一緒に行きました。
そこは以前、セミナーのニ次会で、たった一度だけ、 使ったことがあるお店です。
■テーブルにつくなり、「杉山さん、何にしましょう?」って 右上45度から、話しかけられ、とても驚きました。
たった一度だけ、しかも数ヶ月以上も前のことなのに、 どうして私の名前を知っているのだろう? ってね。
■確かに、世間から評価を受けるべき人物だ、ってことは、 自分でも十分理解はしているものの、
そんなことはないだろ? って、やっぱり不思議でした。
■悶々としながら、餃子を食べました。
アタマの中に悩みの種が埋まっていると、 ラー油をタップリつけても、何にも味なんて、しやしません。
ましてや、五目チャーハンなんて、五目が入っていたっけ? って思うくらい、普通のチャーハンと同じように、 ノドを通り過ぎてしまいます。
■3万6千円の財布から1万円札を抜き出し、 会計を済ませるときに、
「何で?」って聞いてみました。
驚くことにセミナーの二次会のときに、私の名前を 小耳にはさんだだけらしい。
■しかも、数ヶ月前の14~15人のワイワイガヤガヤの会話の中で、 名前と顔を覚えて、そして今でも、覚え続けていてくれる。
きっと、そのときに、全員の名前を覚えたに違いない。 二度と来ないかも知れない人の、名前と顔を覚えて、 数ヶ月以上経っても、まだ覚えている。凄いと思った。
■ちなみに、私のスーツ姿と普段着姿とでは、 自分の生き方に信念を持つOLの、 就業中と就寝中のお顔ぐらいの、差があります。
■私は、仕事柄多くの人と名刺を交わしますが、 100%そのときに、相手の名前をフルネームで覚えます。
それだけで、20年近くのビジネス人生を、無事乗り切って来ました。
■で、初対面の人の趣味とか家族構成とか最終学歴まで、 完璧にアタマに入ります。
というか、そんなことしか印象に残らないだけですが。
■中途半端な法律や経営の知識よりは、 相手の名前をシッカリと覚える方が、よっぽど役に立つし、 武器にもなります。
しかし、凄い奴もいるもんだと、つくづく感心させられました。
■社員の名前は当然のこと、お客さんの名前を フルネームで覚えることのできない社長は、残念です。
法人名で、相手に一番不快感を与える原因は、 前(株)・後(株)、前(有)・後(有)の間違いです。
■どおってことのないように、思えるかも知れませんが、
これは、相手も無意識の中で、不快感を持つために、 お互い理由も分からず、大きな溝が深まる、そんな深刻な問題です。
■プレゼンなどのウルトラCは、内容で勝負ですが、 ほんのちょっとの違和感は、さりげない些細なことからです。
そして、埋めることのできない溝は、 ほんのちょっとの違和感からしか、発生しません。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
ちょっと風邪気味で体調が悪い、こんな私が 朝一番に目にしたのが、 日経新聞の別紙に掲載してあった
“よく使う顔文字ベスト10”でした。
さらに熱が、ヒート・アップしそうです。
負けない。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━