砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0086滴:社長はサラリーマンになれなかった人

男の髭はT字カミソリで、電気カミソリは、女性の脇の下を剃るものだと 勝手な理屈をこねながら、顔中血だらけになった@ルミノール反応の検査 をすれば、洗面台が真っ青になるハズの杉山です。

髭を剃るときと車の運転中に、一番面白いネタが浮かびます。だから、鏡 に向って、カミソリを操っているときに閃くと、シェービング・クリーム をタップリ使って、鏡に人差し指で書き残します。

男版の“ルージュの伝言”です。白が、とっても、悲しい色やね。

さぁ、そんな私の中ではいつまでたっても荒井由実ってハナシはバシッと やめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■社長は、サラリーマンになれなかった人、です。

変に誤解を受けるだけなので、ズッと封印をしてきましたが、 昨日、ライブドアの堀江社長の講演を聴いて認めようと思いました。

ちなみに“認める”は、“みとめる”ではなく、 “したためる”とお読み下さい。

■社長になる能力と、サラリーマンで居続ける能力とでは、 明らかに後者の方が上です。

だって、明日からでも、社長にはなれますからね。

■当然、社長になる能力と、社長で居続ける能力とでは、 まったく違うし、雲泥の差です。

昨日の講演を聴いて、気持ち良くなった人も多いと思います。 “俺でも社長になれる!”と思った人も、多いと思います。

そう、マヒしているんです。

■私は、多くの社長と関わっていますが、ほとんどが サラリーマンになれなかった、または、 それを続けることができなかった人、ばかりです。

自分の意志で、社長になったと思っている方も、多いようですが、 社会から、会社組織から、ドロップ・アウトしただけのことです。

■要は、組織の一員としては、使いものにはならない、ってことです。

仕事ができない人、って意味ではなくてね。 むしろ学校や会社内での成績は、良かったことでしょう。

■前にもお話しましたが、社長は身包み担保です。

会社がコケたら、自分の資産は当然、すべて失うし、 家族も路頭に迷います。

私は、そんなことで死ぬことはない、とは言ってはいますが、 路頭に迷うことを、決してオススメはしていません。

■最近の“サルでも犬でも”できると助長するような、 くだらない起業ブームに乗っかることは、ありません。

社長を見たら、1本切れた芸能人と思って下さい。それに自分が、 オーバーラップできるならば、起業しても構いません。

■ベンチャーとハンバーガーを語るときだけ、 必ずアメリカを取り上げ、比較をされます。

あっちは肉を食べる狩猟民族で、 こっちは草を食べる農耕民族です。

■矢で襲いかかるモノと、種を蒔いて、 ジッと芽が出るまで待つモノの、差です。

そう、DNAレベルで異なっているんです。

■アメリカの億万長者は、平均でも2~3回は会社を潰しています。

日本の場合は、1回でも潰したら、犯罪者扱いです。 法も世間の意識も整っていない中で、リスクが大き過ぎるんです。

■私が、社長を対象とした仕事をしているのは、全然、 飽きないからです。

こんな飽き性の私でも、社長というのは、 “動くもの”として、最高に面白いターゲットです。

■だから、会社を強く、長く続けることのできる人は、 そう、社長で居続ける能力を持つ、社長なんです。

でも、そこには、思いっ切りサラリーマンで居続けられる 優秀なフォロワー(追随者)が、いるハズです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

昨日の、堀江社長の講演会は、【007名古屋商法】の メルマガ創刊1周年の記念イベントでした。

本当に立派なものです。

私も【砂漠に水】が、創刊1周年を迎えるようになったら、 鳥取砂丘ツアーか、使用済みボクサーパンツの 全プレでもしましょうかい。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━