砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1504滴:適材適所の恐怖

「明日、地球が滅ぶとしたら今夜はなにを食べる?」と質問をしたときに、 悩み抜いたその答えを聞いて相手の人間性を判断する@学者肌の杉山です。

ちなみに、昔から私の場合は鰻か寿司のこはだか鮭茶漬けと決めています。

ですから、肉系と魚系のどっちを選ぶかで相手の誠実さを見抜いています。

さぁ、そんな今までにカツ丼や焼肉などの肉系を選んだ奴らは人情が薄い ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■情報の90%以上は目から得ていると思います。

5感のうちで激しく使っている部分は視力です。 それを小さな会社に置き換えることもできます。

■無駄な人員を増やしたくないために、

視力のいい社員をフルに活用します。 要は、適材適所に置くってやつです。

■小さな会社は最も視力がいい優秀な社員を可愛がりますが、

そいつがなにかの事故で倒れたりしたらそれで終わりです。 恐ろしいことに、そいつしかできないことばっかなのです。

■昨日まで視界良好だった会社が、

視力にしか頼っていないために、 一夜にして真っ暗闇になります。

■鼻とか耳を蔑ろにしていたバチが当たったのです。

たった1つの能力を100%使い切ったとしても、 それが突然、使えなくなったら手も足も出ません。

■だから、よく言う「適材適所に配置する」とか、

「無駄な人員を1人も作らない」ということは、 「能力を100%使う」と同じくらい恐怖です。

■能力を100%も使ったら後がないじゃないの。

いかに遊んでいる能力があるかがポイントです。 鼻や耳だけの社員をもっと大切にすることです。

■普段は使っていない、気にもかけていないような

無駄な人材も、ときには必要なものだと思います。 適材適所というのは、代わりがいないと同じです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

以前にもお話をしましたが、全盲の弁護士とお会いしたときに、 その方は手を出して私と1cmもズレることなく握手をしました。

そのときに目は見えないけど見えているんだと感じました。 いかに日頃からたった1つの能力に頼り過ぎているかです。

エースに依存してもエースが倒れたら終わりじゃん。

小さな会社もまったく同じです。たしかに、 無駄な人員を抱えるほど楽ではありません。

でも、それが本当に無駄な人員だったらね。

適材適所。涙が溢れるほど素晴らしいビジネス用語です。 が、そいつがいなかったら会社が潰れるという意味です。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━