砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

僕とほぼ同い年の水上ビル商店街を地味に地道に駆け抜けた僕@愛知県豊橋市

やっとエアコンを点けなくても何気に眠れる夜となってきた。秋だ。はい、朝と晩に限定されるものの網戸から吹き込む涼風にほんのり身を委ねたくなる巻頭文はここまでです。そんな僕は、残りが2回分となった青春18きっぷの権利を行使して愛知県の中核市である豊橋市を訪れた。この僕に課せられた今回の主たる目的は「水上ビル」を舐めるように堪能することだ。ったく、何も知らないんだからぁ・・・。説明しよう、水上ビルとは「豊橋ビル」「大豊ビル」「大手ビル」の3つのビルが全長800メートルに渡って大蛇の如く連なっているビル群の通称なんだ。

水上ビル

そして案の定、その名のとおり水路の上に建っている。農業用水である牟呂(むろ)用水を暗渠(あんきょ)、つまり用水路にパカッと蓋をするとその上に3~5階の巨大なビルが築かれた。そして、そこに数多の商店が入っている。その全国的にも稀有な商店街がこの僕とほぼ同い年というからまったくもって驚きだぜ。まずは全体像を把握すべく往復2キロ近くもある水上ビルの周囲を必死こいて4倍速の早送りで一周してみた。僕の前代未聞の努力を全力で褒めてほしい。

自力で頑張っても「はん!」と踏ん張っても強大な念力をかけてもあふれ出る汗は止まらない。ま、そりゃそうだ。午前11時28分に外観がアーバンチックな『ごはん屋 みよし』に入ってみたら、どう見ても性格の良さそうな2人のおばちゃんが「いらっしゃいませ♪」と微笑んだ。

ごはん屋 みよし

100%正統派の和食店だった。今日の日替わりランチは「ハムカツ定食」で、その他のランチメニューは「焼きそば定食」「からあげ定食」「とんかつ定食」「しらす丼定食」だった。僕は17秒くらい迷った結果、外れがなさそうな5種類の中から「からあげ定食」をチョイスした。その理由は自分でもよく分からない。だが、確実に美味しかったのでそれは正しい選択だった。

「からあげ定食」ですっげぇ満足した僕は、この流れで食後の甘味&熱い珈琲を満喫することをほぼ3日前から決めていた。信号が青なら『ごはん屋 みよし』から歩いて28秒の場所にある『珈琲とカヌレ』の暖簾(のれん)をくぐろうと思ったものの暖簾はなかったので扉を開けた。

珈琲とカヌレ

どうやらメニューにはカレーなどもあるらしく、先客の男性が壁に向かって黙々と食べていた。またそれが美味しいと評判らしい。しかし、とっくに満腹の僕はと言えば、店名にならって熱い珈琲と濃厚なミルクが絶品のカヌレをオーダーした。当然のことながら熱い珈琲によく合った。

珈琲とカヌレ

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