砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0876滴:天職と適職

クリスマスのプレゼントを用意して落ち着いたので年賀状を書いていたら、 平成16年元旦と書いている自分に気がついた@38枚目だった杉山です。

ちなみに、上村健司に書いているときに「え?」と思って気がつきました。

ですから、白い修正液で消そうかと思いましたが良心が許しませんでした。

さぁ、そんなだれが考えてもそのまま気づかずに投函した方が幸せだった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■ほとんどのお客さんが「杉山さんは本当に楽しそうです。

今の仕事は天職ですね」といつもおっしゃってくれます。 たしかに辛くはないですがそんなに楽しくもありません。

■これをやらないと食っていけないからやっているだけです。

いつも言いますが辛いことならなにがあってもやりません。 苦しい先には明かりが見えますが辛い先には暗闇なんです。

■だから、仕事に限らず自分にとって辛いことはすべて除外しています。

そして、苦しくても乗り越えた先に明かりが見えるものならやります。 しかし、最も肝心なことは楽し過ぎることって危険だということです。

■若い起業家に限らずみんな天職を探し求めています。

その天職の定義は好きなことを仕事にすることです。 だから、夢追い人は儲からずに長続きしないんです。

■こんな私は完璧に天職を否定しています。

だって、お金のために働かないんだもん。 だから、儲かるどころか出費ばっかです。

■楽しい仕事は絶対に長続きしないんです。

動機がお金じゃないからです。ましてや、 お金に換えることを汚いと思っています。

■お金がたくさんある人は働かなくてもOKなんですが、

食うために精一杯お金を稼ぐ人は天職ではいけません。 お金を稼ぐためには天職ではなく適職しかありません。

■どう間違っても天から授かる仕事なんてあり得ません。

できるだけお金に換えやすい作業を仕事にすべきです。 そう、楽しい夢を見たいなら布団の中で十分なんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

だれかの書いた記事を読んで本文のようなことを思いました。 その人は天職を自慢げにというか誇らしげに語っていました。

でも、その人は十分に食っていけるから天職でもいいんです。 明日食うお米に困った人なら絶対にそんなことは書きません。

何度も言いますが仕事は決して楽しいものなんかじゃありません。 かと言って辛いものなら命を縮めるだけなのでやってはNGです。

今は苦しいけど少し先に明るい光が見える程度のものが最高です。 最初から明るく見えるのは幻でいつまでも苦しいのは虎の穴です。

動機が美しい天職は資金が枯渇して長くは続きませんが、 楽しいことを前提にしていない適職は定年まで続きます。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━