砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

江戸時代から変わらぬ味を楽しむ松浦軒本店のカステーラ@岐阜県恵那市

柑橘系が喉を潤すだろうとオレンジ色とレモン色のサクマドロップスをお口の中でチャピチャピやりながらJR岐阜駅構内にあるコンビニであれやこれやと物色していた僕がいた。いいかい、サクマドロップじゃなくてサクマドロップスだよ。チュパチュパじゃなくてチャピチャピだよ。そのとき「おぉ!これは懐かしいねぇ」と声を漏らしながら『松浦軒本店』の「カステーラ」を手に取った。いいかい、カステラじゃなくてカステーラだよ。岐阜県は恵那市の山中にそびえる岩村城を攻めた際に『松浦軒本店』を何度も訪れたことがある。ちなみに、400メートルほど離れた同じ道沿いに『松浦軒本舗』がある。この件についてはあまり深く詮索しなほうがいい。創業は寛政8年、ほぼ230年前の江戸時代から八代目となる令和時代の今も砂糖、卵、小麦、ハチミツのみという同じ製法で「カステーラ」を作り続けている。同封されたリーフレットには「岩村藩の藩医であった神谷雲沢が長崎へ赴いた際、オランダ人からカステラの製法も習得し、松浦家にその作り方を伝授した」と書かれてあった。どうやら現在、多くの人から愛されている長崎のカステラは明治時代に水飴をプラスしたアレンジ版とのこと。江戸時代から今も変わらぬ本物の味は『松浦軒本店』の「カステーラ」だろう。とは言え、僕は長崎のそれも愛している。

カステーラ